著者のgaosanchiは、2023年8月〜2024年12月まで中国生活を送っていました。
中国の街中には非常にたくさんのドリンクスタンドがあります。それはまるで都心に数十m間隔で立ち並ぶセブンイレブンのよう。
店の種類も様々で、中国全土に1万店以上を展開するものから、各都市限定の「ご当地ドリンク」まで様々!
今回は私が中国生活で実際に飲んだ人気ドリンクチェーンについて8店(+おまけ付き)ご紹介します!!
①瑞幸珈琲 Lukin Coffee(ラッキンコーヒー)
ラッキンコーヒーは中国全土にあるコーヒーチェーンです。中国語表記は「瑞幸珈琲」です。
経済紙によると、2024年6月期には全世界で1万9000店を突破したとのこと。本当にそこら中で見かけます。
打倒スタバを目指してるんだろうな〜。日本未上陸です。
スタバの価格は日本と同じくらい高いけど、ラッキンならコーヒー・カフェラテが13元。
さらに週2回ほど配信されるアプリクーポンを利用すれば9.9元。201円でトールサイズの淹れたてコーヒーを頂けるのです。(2025年5月14日のレート)
我が家の目の前に店舗があって、クーポンが届くタイミングで週3くらいラッキン飲んでました。
つまり安くなる時だけ飲んでました(^◇^;)

どうでもいいけど、いつもパクお手本にする側の中国が、この鹿さんロゴをタイのコーヒー屋に お手本にされたと言って騒ぎになったことがあります。
また、旅行系YouTuber「おのだ」さんも2023年の北京旅行でラッキンコーヒー初体験されてました。
日本でラッキンの名前を聞いた時は少し嬉しくなりましたね〜
②霸王茶姬 CHAGEE(チャジー)
CHAGEEこと「霸王茶姬(バワンチャジー)」は、お茶どころ雲南省発祥のミルクティーチェーン!
ただのダージリンやアッサム紅茶だけでなく、ジャスミンやウーロン、もっと日本で知られていない固有のお茶などを主にミルクティーでいただけます。
これが濃厚で美味しい!!!私はCHAGEE大好きでラッキンと交互に飲んでいました。
中杯(レギュラーサイズ)が18元だったかな。ここもクーポンばら撒きだし、リピートするとさらに2-3元安くなりました。

DI◯Rのブックトートに柄が似てるとか、そういうこと言ってはいけません。
もうひとつ。ここの人気イベントは…↓↓↓

この超デカいカップ。底の部分にはドリンク入ってなくて、ミシン目を開けると中に景品が入っているのです。
景品はオリジナルピンやマグネット、ドリンク無料券などです。ここは やたらピンバッジの景品が多かったな〜。
③喜茶 HeyTEA(ヘイティー)
広東省創業の「喜茶(HeyTEA)」は若者に大人気のオリジナルチーズティーやフルーツティーなどを扱っています。葡萄、桃、柿など季節のティーが美味しい♡
ここはドリンクのおいしさは勿論ですが、中国の人気ゲーム・アニメキャラ・ブランド等とのコラボが多いので、可愛いデザインのカップや期間限定グッズを手に入れたいお客さんもたくさん利用します。
2024年は草間彌生さんとコラボして、カップがあの有名な黄色と黒のカボチャカラーになっていました。草間さん好きにはたまりませんね。

④奈雪の茶(ナイシュエ)
上海創業の「奈雪の茶」は、タピオカとフルーツティーが美味しいお店。奈雪もよくキャラクターコラボしています。私が利用したときは「クレヨンしんちゃん」とコラボしてて、ステッカーが貰えました^^
コロナ前まではなんと大阪・道頓堀にもお店があったんだとか!

ところで冒頭で店名を「の」と書いたけど写真では「的」。中国語で「的」は「の」と同じ意味です。
ひらがなの「の」を入れれば何でも日本ぽくなるみたいな風習?があって、中国の商品パッケージでよく「の」は見るんですが、このお店も例に漏れず「奈雪の茶」としていました。
反日運動やそれに伴う不買運動で店名を批判され、日本的要素をなくすため、途中から表記を「の→的」に変えたんだそうです。読み方も「ナユキ→NAIXUE(ナイシュエ)」となりました。
⑤T9(ティーナイン)
上海駐在妻さん御用達の紅茶専門店。
シンガポールで人気の英語3文字のお茶屋さんと雰囲気似てる…とか言っちゃダメです。
しがない地方駐在妻だった私はどうしても飲みたくて、一度だけ行った上海旅行の行程に意地でも捩じ込みました(笑)

店舗ではドリンクのテイクアウト、お茶缶の販売、イートインコーナーでケーキセットもいただけます。

⑥茶顔悦色
「茶顔悦色(チャイェンユエソ)」は湖南省・長沙の人気ティードリンクチェーン。
一応英語では「Sexy Tea」と表記するらしいですが、お店で見たことはありません(笑)いつも私は「チャガン」と日本語読みしてました。
長沙は中国人に大人気の国内旅行地の一つで、その際「長沙に来たらコレ体験して!」と言われるものの一つが「茶顔悦色」のお茶です。湖南省にしかないご当地ドリンクチェーンなんです。
基本ミルクティーなんですが、お茶本来の味を生かした非常に優しい味わいのメニューが多いです。

メニュー名が独特すぎる。何のお茶が使われているかさっぱり分かりません。私はもちろん中国人の皆さんも分からなくて店員さんに聞いておりました。

「茶顔悦色」は茶葉や茶菓子、マグカップなどオリジナルグッズが沢山あるから、お土産にもぴったり◎
私も日本への一時帰国の際にここでお土産を買いました(^^)
⑦煲珠公(バオジュゴン)
「煲珠公(バオジュゴン)」は中国南方の都市を中心に展開しているタピオカドリンクのチェーン。可愛いおじさんのロゴが特徴的です。
蓋のところには「做女儿放心喝的珍珠奶茶 = 娘にも安心して飲ませられるタピオカミルクティ」と書かれています。ただのいいお父さんでした。
黒糖シロップがたっぷりの優しい甘さで◎
ミニサイズのカップもコロンと丸いフォルムで可愛らしいです。

⑧ARTEASG(エーアールティー・シンガポール)
シンガポール発祥のタピオカミルクティーがバズったドリンクチェーン。中国でも南方都市を中心に展開されています。
4人のお友達でみんな違うドリンクを注文したら、カップの柄が全部違っていてビックリ!しかも可愛い!
お味はもちろん、目でも楽しめるお店でした。

⑨ローカル店たち
これまでにご紹介したお店以外にも、中国全土には本当に数えきれないほどの「映える」ドリンク店がまだまだあります!

中国の若者世代は旅行の計画を立てるとき、中国版Instagram「小紅書 RED(シャオホンシュ)」や中国版食べログ「大衆点評(ダージョンディエンピン)」を利用して人気のグルメや観光スポット情報を集めています。
私も北京、上海、広州へ旅行した際には、必ず事前にご当地ドリンクチェーンを検索して買いに行くのを楽しみにしていました。
中国でドリンクを楽しむ際の注意点3つ
基本的に現金NG
ドリンク店での支払いは基本的に現金使用を想定していません。NGではないけどNGのような雰囲気です。
キャッシュレス大国・中国で現金の使用は少し嫌な顔をされます(笑) 現在も現金を使っているのは一部のお年寄りのみです。
「微信支付(WeChat Pay)」もしくは「支付宝(アリペイ)」をスマホにインストールして使えるようにしましょう。
ただし話しかけられたり急かされることもありますので、オンライン注文で落ち着いて注文するのがオススメ。
中国版LINE「微信(WeChat)」から各店のアカウントを検索し、オンライン注文しましょう。支払いもその画面内で済ませます。
電車内での飲食NG
日本の公共交通機関とは異なり、電車内での飲食は警備員に注意されたり罰金の対象となる可能性がありますので、やめましょう。
レストラン持ち込みはOK
中国の飲食店ではドリンクメニューが少なかったり、お水すら出ないところもあります。
そのため、自分の好きなドリンクを他で買ってきて持ち込む人を多く見かけます。辛い火鍋のお店にミルクティーを持って行くみたいなイメージ。
この点も日本とは異なり、外部からの飲食物の持ち込みを禁止されていません。
まとめ お気に入りのドリンクを見つけよう
お茶文化の根強い中国だからこそ、こんなにも沢山のドリンク店が展開されているのだと思います。
気になるドリンクを見つけることはできましたか?みなさんも中国に行かれる際はぜひドリンク店を体験してみてくださいね〜♪
コメント