タカラスタンダードのシステムキッチン「オフェリア」は、キッチンパネルや換気扇、引き出しの底板に高品位ホーローが使用されていてお手入れが楽ちん。ホーローは汚れや熱に強いのが特徴です。人造大理石シンクや食洗機も上位ランクのものが導入可能です。
完全予約制の「オフェリア」ブースを見学!
岐阜市東鶉にある「タカラスタンダード岐阜ショールーム」へ行ってきました。
一般商品は予約なしでも自由に見学できますが、ホームビルダー向け商品のブースはは完全別室。
人気のシステムキッチン「オフェリア」「グランディア」、システムバス「リラクシア」などを見学したい人は、必ず予約してから訪問しましょう。
休日は予約が埋まっていたので早めの予約がオススメ!
gaosanchi も、当日は担当のスタッフさんについていただいて見学しましたよ〜(`・∀・´)
ホーローキッチンパネルと底板ホーロー
タカラスタンダードの強みは、なんといっても「高品位ホーロー」!
ホーロー(琺瑯)とは、金属の表面に薄いガラス質を焼き付けた素材のこと。
耐久性や耐熱性に優れ、においがつきにくいという特徴もあります。
よくホーロー鍋とか、調理用のホーロー製バットとか、ホーロー製タッパーなんかも耳にしますよね。
有害な物質も抑えられていて、フッ素コーティングの鍋やプラスチックのタッパーを使うよりもずっと安全といえます。
元々タカラスタンダードを知っていたgaosanchi 。
家を建てると決まってかなり初期の段階から「キッチンはタカラ!」と固く心に決めていました(*^^*)
ショールームでは、早速「オフェリア」の仕様説明をしていただく冒頭でホーローの凄さを実演していただきました。

キッチンの引き出しの底板にはホーローが使われています。
その底板に油性マーカーでグルグルと書き込みます。

濡れぶきんでサッと拭くだけで、あっという間に筆跡を消してしまいました。
シンクに調味料や洗剤類を保管して底板がべたべたになってしまっても、これならサッと拭くだけ。
お手入れが本当に楽ちんです。
「オフェリア」は調味料入れを除くすべての引き出しの底板にホーロー。
「グランディア」は調味料入れを除くすべての引き出しの内部と側面・裏側、さらには扉の面材にもホーローを使用!
一番汚れるのってやっぱり引き出しの底面だから、オフェリアの仕様でも十分嬉しいです。
キッチンパネルはどこまで伸ばせるの?
…というのはgaosanchi のからスタッフさんへの質問。
キッチンパネルは1枚が90センチの製品になっていて、90センチを超えるたびに1枚追加されて金額が増えていくとのことでした。
展示品はキッチン台の奥行きに合わせて80センチちょっとにカットされていましたが、差額なしで90センチまで伸ばすことが可能なようです。

このパネル、グレーの色なんですけどめちゃくちゃ可愛かった。即決した。
収納たっぷり
オフェリアは使用素材だけでなく機能面でも優秀です。

シンク下は2段ワイドな引き出しがあって、そのうち上段はオプションの内引き出しを付けて収納を拡充することができます。
しかしそれには思わぬ条件がありまして…。その話は後述します。

食洗機の真下にも引き出し。フロントオープン型食洗機を導入すると、この引き出しはありません。

コンロ周りも収納が充実しています。
最下段の引き出しは、目視ですが高さ12センチ程度しかなく、入れるものを選びそうだなぁ…と思いました。
ソフトクローズ機能
ソフトクローズとは引き出し開閉時の減速機能です。
コンロ脇の調味料入れを除く全ての引き出しで、ソフトクローズ機能が採用されていました。
ショールームでは、ソフトクローズが搭載されている引き出しとそうでない引き出しを横並びに体感することができますよ。
ホーローのレンジフード
ホーローが使われているのは引き出しだけではありません。レンジフードもお手入れが楽ちん!

整流板は超簡単に外れます。簡単すぎて真下のガラストップIHに落とさないか不安になりました(・Д・)

グリスフィルターと呼ばれるパネルと、シロッコファンに並んでいる油受けは食洗機対応!!
それだけでもお手入れのハードルがぐっと下がって助かります。
標準仕様とワンランク上は…?
スタッフさん、見せ方がとても上手で。
いいものを見せてもらってから標準仕様のレンジフードを紹介されました。
先ほど紹介したものは契約したハウスメーカーの「標準仕様」ではないのです。
ワンランク下がるとこんな感じです…↓↓↓

ホーロー素材なのは整流板だけ!!
パネルはアルミ合板、その中もホーローじゃない金属製…
これはさすがに、タカラを選んだ意味がなくなってしまう、そんな気がしました。
そしてそして。
さらに上位ランクは、シロッコファンがネジ止めではなく押ボタン式になっていました。
シロッコファンのお掃除が年1回で既に十分楽なのに、1個のネジを回すのにそんな面倒には感じないだろうと(笑)
本当なら、このプラの透明のレールみたいなのが付いているところに面材のカラーサンプルを置いて、扉と作業台のカラーのディネートを楽しめるんですが。

ここは中間ランク、標準仕様からは一つ上げることにしました。
IHグリル

過去にまとめていますが、ハウスメーカーごとの「標準仕様ルール」って中々理不じ…いや複雑なのよね。
標準仕様は三菱製もしくはPanasonic製の「2口IH+ラジエント+コンロ」のタイプでした。
違いはグリルです。Panasonicは網付き、三菱は網なし。
余分な洗い物が一つ減るとすごく楽なので、ここは三菱にしておきました。
このデザインといい押しボタンといい…見た目に平成みを感じるのは私だけ?(笑)
もちろん3口IHやガス火もありますが、gaosanchi 的に課金要素に感じなかったので標準仕様のままです。
アクリル人造大理石シンク
標準仕様でも十分な広さのあるシンク。
シンクと作業台が同種素材のため、継ぎ目を徹底排除した美しい形状をしています。
※繋がっているわけではなく、継ぎ目は存在しています

ステンレスシンクありますか?と聞くと…
人大シンクは憧れていましたが、gaosanchi 的に「人大シンクを汚さず使えるか」がすごく心配で。
(カレー作ったお鍋とか放置しちゃうタイプなので…)
ステンレスシンクの選択肢を捨てきれずにいました。
専用部屋の一番端のキッチンに、一つだけステンレスシンクが設置されていました。

しかしここで。
「標準仕様で人大シンクついてるなら こんなにいい事ないです!外す理由ないです!そのままにしましょう!」
とスタッフさんからのガン推しを受け(笑)
このスタッフさんが本当に快活でめちゃくちゃ親身に教えてくださる方で、もうスタッフさんの言葉を信じて人大のままにしました!
掃除がんばろ…!
食洗機
食洗機も、これまた すごく迷っていたポイント…
gaosanchi は深型もフロントオープン型も両方使用経験があるので、両方のメリットデメリットがめちゃくちゃわかるのです。

さて、オフェリアでは浅型/深型とも三菱製が導入されていました。

フロントオープン型はリンナイ製。BOSCH製もつけられるとのことでした。

フロントオープン型を採用すると、食洗機真下の収納が一つなくなるので要注意。
最後にカラー選び
最後にキッチンのイメージの鍵を握る、カラー選び。
オフェリアでは「高圧メラミン化粧板」と言って水や汚れに強いアイカ工業の製品を選ぶこともできます!
40×20くらいの扉材を並べてみて色々考えます。
gaosanchi は、展示していたキッチンの色が気に入ったのでそれでシミュレーションしてもらいましたよ。

扉の色を選ぶだけでは終わりません。
ワークトップ(作業台)の色、取っ手の種類と色、台輪(台の足元)までしっかり聞き取りされました。
この頃にはもうヘトヘトです( ´_ゝ`)

始まる前の写真を撮ってしまっています。意味なさすぎ!
具体的な金額はハウスメーカーに出してもらおう
オフェリアのようなビルダー向け商品は、ショールームで仕様書を作成してもらいます。
それを各ハウスメーカーに持ち帰り、各社の価格で金額や、標準仕様からの増額分を算出してもらうという流れになります。
ショールームで「この仕様(オプション)はどのくらいの金額ですか?」と相場を聞きたくても、基本的に教えてもらえませんので要注意です。
あくまで金額は、ビルダーと設備メーカーの間の契約によって決まるので各社ごとに開きがあるのでしょう。
標準仕様ってややこしいよねー。

後日談:うちにもホーロートレイが欲しくなり…
頂いたカタログを見ていたら気になるものが…
Instagramやブログで見ていた「うちにもホーロートレイ」!!
しまった、スタッフさんに聞くのをすっかり忘れてた。

「うちにもホーロートレイ」とは、シンク下の深さのある引き出しに部材を追加し、引き出しを1段追加できるオプションのこと。
訪問2日後に電話して、見積もりに含めてもらうよう依頼しました。すると…
お客様のご契約のハウスメーカーの標準仕様では、ソフトクローズLが採用されています。
「うちにもホーロートレイ」をつけるには、ソフトクローズ(上位)に変更する必要があるんです。
とのことでした。
先にも述べた通り、キッチン音痴のgaosanchiはソフトクローズ2種の違いがほとんどわかりませんでした。
でも「うちにもホーロートレイ」、うちにも欲しい…!
ここで迷っていても意味がない。
具体的な金額も分からないので、一応「ソフトクローズ変更+うちにもホーロートレイ追加」
のパターンも作成してもらうことにしたのでした。
おわりに
たいしてオプション付けるつもりもなく、ほとんど決定した状態で見学に伺ったつもりでしたが、それでもオフェリアの見学は1時間15〜20分程かかりました。
しかし、ハウスメーカーからではなくタカラスタンダードのスタッフさんから直接仕様や製品の強みについて聞けるのは、とても大切なこと。
とても有意義な体験となりました♪
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