私が毎年欠かさず行っていることの一つ、献血。私が献血する最初のきっかけは家族の受け売りでしたが、同級生やその親世代で病気になった人が増えて、献血への関心がますます深まりました。
私は周囲にも関心を持ってもらいたくて、「私献血が好きでさ~」と積極的に話すようにしています。
そんな中、とある知人女性に献血を勧めた時、こんな返答がありました。
家族が病気の治療に輸血を受けたので自分も恩返し(献血)したかったけど、出産時に輸血を受けていたので、献血できなかった!
人間だれしも、物事に関心が向くときの多くは、それが実際自分の身に降りかかったとき。献血もその一つだと思います。当然だし仕方のないことです。
ですが少しでも後悔のないように、この記事を見て、一歩踏み出していただけたら嬉しいです!
献血行く前に注意
まず「献血できないケース」をざっくり3段階に分けてまとめてみました。普通に生活している方でも、献血する日に向けて注意が必要です。自分に当てはまるものがないかどうか確認しましょう。もちろん、すべて献血会場で確認される項目です。日本赤十字社のページもご参考に。
一生献血できない人
- 特定の病気(心臓病・悪性腫瘍・血液疾患・ぜんそく・脳卒中・性感染症等)既往歴者
- エイズ・肝炎などのウイルス保有者
- 輸血歴・臓器移植歴がある
- クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の人
- 海外の特定地域に一定期間居住した人
しばらく献血できない人
- 6か月以内にピアス・刺青の施術を受けた人
- 妊娠・授乳中の人
- 動物または人に咬まれた人
- 不特定多数または新たな異性との性的接触があった人
- 麻薬・覚せい剤を使用した人
- 体重40キロ未満の人、16歳未満の人
すぐには献血できない人
- 当日の体調不良・発熱・服薬がある人
- 出血を伴う歯科治療を受けた人
- 予防接種を受けた人
- 海外から帰国したばかりの人(地域により異なる)
献血の種類「全血」と「成分」
「全血献血」は、その名の通り赤い血液をそのまま全て献血します。200ml献血と400ml献血があります。
「成分献血」は、成分採血装置を使用して、血液のうち血漿や血小板といった特定の成分のみを採血し、体内での回復に時間のかかる赤血球は再び体内に戻す、という方法です。
しくみの違いは上記のとおりですが、献血を受けている体感では、特に違いを感じません。成分献血なら倒れにくいとかもありません。採血時間は成分献血のほうが長いです。
輸血を受ける方の副作用を軽減するため、献血基準を満たしていれば400ml献血または成分献血での協力がよいでしょう。もちろん献血会場で相談することもできます。
献血の実際の流れ!
ここからは私の12回目の献血レポと共に、実際の献血の流れをご紹介します。
予約 初めての献血でも予約OK
予約なしでも受付可能ですが、血液センターとしては予約をオススメしています。予約にはwebマイページ「ラブラッド」の会員登録が必要です。なお、献血未経験の方でも会員登録・web予約が可能です。
「ラブラッド」を利用して複数回献血すると、ポイントが貯まって記念品と交換することができます(^^)
「ラブラッド」は開設当初「複数回献血クラブ」っていう そのまんまな名称だったのよね(笑)
受付

献血会場に着いたら、まずは受付に行きます。初めての場合は受付カード、2回目以降は献血カードもしくは献血アプリ「ラブラッド」に表示されるバーコードを提示します。
体重測定し、当日の睡眠時間と朝食摂取について聞かれます。献血は体調が大事ですからね。
駄菓子と水分補給(無料自販機)を勧められ、順番に呼び出されるのを待ちました。

タブレットによる問診
スタッフさんの誘導に従い、タブレットを使用して問診に回答します。こんな感じのことに回答しますよ。
- 特定の治療薬の使用
- 近親者・同僚に特定の病気の罹患者がいないか
- 出血を伴う外科的処置(手術・ピアス・歯科治療)を最近行ったか
- 海外旅行歴・居住歴
- エイズ感染を確かめるための献血ではないこと
虚偽申告は絶対にいけません。また、エイズ感染疑いの方が検査目的で献血を受けることもいけません。
医師による問診&血液検査
医師による問診と血圧測定、看護師による採血があります。献血のことや身体のことで不安なことがあれば、このタイミングに質問するのがよいでしょう。
この問診と採血で異常が分かれば、献血をお断りされる場合があります。献血者の健康のために責任を持って判断されます。私も実際に帰っていく人を何度か見たことがありますし、全く恥ずかしいことではありませんよ。
どうでもいいですが、採血は「献血しないほうの腕」で行います。両腕を見せてみて、太くて採りやすい血管のある方が本番に回されます。私はいつも左腕が本番用。
献血スタート
献血の所要時間は個人によって非常に大きく異なります。私の場合、全血献血(400ml)ならば大体20~25分、成分献血ならば45分程度かかります。今回は時間に余裕があったので成分献血にしました。

献血の部屋には常に複数人の看護師さんが巡回していて、血の巡りはよいか、体温はどうかなど何度も確認しに来てくださいます。たくさん声を掛けていただけるので安心♪
私も体が冷えてしまっていたようで、湯たんぽと一口チョコ、ホットコーヒーを運んでもらいました。VIP待遇です。

今回利用した献血会場では全ベッドにタブレット端末が備え付けられていて、動画サイトを見たりゲームしたり、テレビ・ラジオを視聴することもできました。もちろん自分のスマホを触っていてもOK。
余談:痛い話。献血の注射針は17~18G(ゲージ)という太さです。最近の注射針って超細くて痛みを感じにくいですよね。
それと比較すると献血の針は まぁまぁ太くて驚くと思います(笑)「注射針 一覧」で検索してみてね~
採血終了
協力御礼品をいただける場合があります。今回は「サランラップ」「カップスープ」「ボールペン」から選択できました。

キャンペーンと重なると、さらに追加でプレゼントを貰えます!バレンタイン、クリスマスのような季節イベントや、アニメやアイドルとのコラボイベントも人気です。開催中のイベントは各都道府県の日赤ホームページ・SNSから確認できます。
献血後もしばらくは安静を勧められます。3杯目のドリンクをいただき、待合で少しテレビを見てから帰りました(‘ω’)
おまけ:映える献血ルームも楽しい
もし足を延ばせるなら、「オシャレ」「景色が良い」といった映える献血ルームもオススメです。
私は実際に愛知県・名古屋駅直結の「献血ルーム タワーズ20」「献血ルーム ゲートタワー26」へ行ったことがありますが、めちゃくちゃ景色がいい!ゲートタワーは「日本一高い場所にある献血ルーム」なんだそうです!
利用者が多いのでサービスも充実していて、大満足の経験になりました♪
東京都内にはオシャレな献血ルームが沢山あるそうです。新宿、秋葉原、ソラマチなど…こちらも行ってみたい!!
まとめ:自分の大切な人のためにも献血へ
献血は、健康な方であれば誰にでもできる人助けです。ぜひお近くの献血会場を検索してみてくださいね。
日赤では若者世代の献血デビューを推進していますので、初めての方にはとても丁寧に案内していただけると思いますよ^^

もし献血デビューに成功したら、次は「骨髄バンク」のドナー登録もチャレンジしてみてくださいね。献血会場でパンフレットをいただくことができます。
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