2023年8月~2024年12月までの1年4か月間、家族で生活していた中国湖南省の長沙(ちょうさ・チャンシャ)という都市について振り返ってみました。ネットであまり情報を見かけなかったので、これから長沙に訪問予定のある誰かの参考になればと思います!
基本情報
長沙は、中国中南部に位置する湖南省の省都です。地図はだいたいこんな位置。

長沙は人口1000万人を超える大都市!
東京23区内の人口が995万人。
ちなみに上海の人口は2480万人、北京の人口は2180万人だって。もっと凄い…!
日本からのアクセス
長沙には長沙黄花国際空港があります。
gaosanchi 一家の滞在当時は、長沙と日本を結ぶ直行便はありませんでした。
そのため、上海・北京・ソウル仁川などを経由して往来していました。
2025年1月から直行便が徐々に復活し、2025年12月現在、中国南方航空が成田・関空にそれぞれ週2-3便、吉祥航空では関空発着の直行便が毎日就航しています。
コロナ渦の寸前は中部発着もあったというから羨ましい限りです。
あと乗り継ぎの相性が悪すぎるせいで日本系キャリアとは無縁でした、、、、( ˘ω˘ )
長沙の暮らし
【交通】レンタサイクル&バイク・タクシー・バス・地下鉄を駆使
自家用車を持たなくても、公共交通機関が安く利用できるので移動も便利でした。
地下鉄は東西南北に張り巡らされていて、時間はかかりますが郊外の空港・高速鉄道駅へも繋がっています。
手荷物検査があり、保安員も車内を巡回していて、治安はよいと言えます。
ただし車内でのケータイの通話音や動画再生音は大きめ。(笑)

近距離の移動にはレンタサイクルやレンタルバイク、タクシー(中国版Uber)を利用しました。
タクシーは配車専用アプリで事前に行き先を伝えるので、中国語に自信がなくても大丈夫!
バスは(たしか)一律2元だったはず。
でも傍から見ても運転がかなり荒くて(笑)、乗ることはありませんでした。
運行便数が多くどんどん次のバスがきていたので、使いこなせたら、これもまた便利だと思います!
【買い物】
食料品スーパーは青いカバさんが目印の「盒马(フーマ)」、米ウォルマート系列の会員制スーパー「Sam’s club」をよく利用していました。
いずれもローカルのスーパー(店の前で鶏肉さばいてる系の個人商店)に比べればお値段は高めです。
それでも日本の価格と同じか、少し安いくらいだと思います。
野菜や果物の種類は日本とほぼ同じ!果物は安いです(*^^*)子供にたくさん食べさせることができました。
お肉も豚・鶏・牛・羊などがあります。鶏肉はブツ切りが多くて使いにくかったです。
日本や韓国の輸入食品も見かけました!(調味料・お菓子・ジュースお酒など)
どうしても買えないものは通販で購入していました(後述)

サムズの店内写真はちょっと無いんですが、本当に、コストコそのままです。
コストコの店内表示が中国語になっているだけです。
家電もあるしロティサリーチキンもあるし、外のホットドッグ販売もあります(笑)

中心エリアには日系ショッピングモールがあり、イオン(永旺)が2店舗、平和堂が1店舗あります。
(平和堂…滋賀県に本社を構えるショッピングモール・スーパー。滋賀県と湖南省は友好提携締結済)
いずれも店に入れば日本のおもてなしをそのまま受けることができます!
特にイオンはgaosanchi 滞在中に開業したのですごく嬉しかった。美味しいイタリアンやニトリ、無印良品が入ってた。
ローカルスーパーも楽しくて、定期的に見に行ってましたよ(‘ω’)ノ

【外食】レストランも出前も充実・・・けど辛い!!日本のチェーンもあるよ
アパートの周りに飲食店は沢山ありました。
ローカルでお安い 丼ものや麺類のお店から、スタバやマック、ドミノピザみたいな世界的チェーン店まで充実していました。
お店で食べるもよし、出前料金がめちゃくちゃ安いので家に届けてもらうもよし、です。
ただし、地元の湖南料理はめちゃくちゃ辛い!!
中国国内でもトップクラスの辛さなのです。湖南人は激辛が大好き。
お店の物は大抵辛いものばかりなので、辛い物が苦手な人は「不辣(ブーラー)」つまり辛くないメニューを頑張って探しましょう。gaosanchi も、最初は慣れるまでに時間がかかりました(;^ω^)

日本の有名チェーンでは吉野家、すき家、はま寿司、元気寿司などがありました。
昔は平和堂に丸亀製麺も入っていたと聞きました。いつか戻ってきたら嬉しいねー。
中国の出前システム「ワイマイ」の詳細はこちら↓↓↓

中国は「超」デジタル社会
交通・お買物などの支払いは全てQR決済が基本です。
現金はほとんどと言っていいほど出番がありませんでした。
中国でメジャーな決済システムといえば「Wechat Pay(微信支付)」「Ali Pay(支付宝)」などがあります。
【子育てと学校】日本人学校はなくインターへ
湖南省には日本人学校も日本語補習校もありません。日本人児童はインターナショナルスクールへ通っていました。
プリスクールがあって満3歳から通うことができるみたいでした(知り合いのお子さんが入園していた)
ですが、中国人もお金さえ払えばインター入れるみたいで、そこそこの割合の中国人が通っているみたいでした。
現地の学校や幼稚園はいくつか見ましたが保育園はなかったかな…
一方で、暮らしていたマンションの敷地やその周囲では、1~2歳児を連れて歩くおばあちゃんをよく見かけました。
日本でいう「未満児」は祖父母に預けて働きに行くのが長沙のスタンダードなのかな?と思いました!
上海では託児利用している人をSNSで見かけて羨ましかったなー!(駐在家族さん御用達の施設のようでした)
gaosanchi の娘は3歳未満だったので、ずっと自宅保育していました。
公園(という名の芝生広場)とか有料遊び場もそれなりにあって、遊ぶ方法は色々ありました( ˘ω˘ )
あとは空気汚染の数値を毎日見ながら、今日は外に出られるかなぁと考えていました。

うちはスーパーの鮮魚売り場でよく魚を見せていました(本物の水族館もちゃんとありますw)
【病院】総合病院が少ない?
日本でいう「医院」クラスの街中のクリニックは少なく、唯一gaosanchi の近所にあるクリニックはいつも駐車待ちの車列ができていました。
そもそもクリニックの数が少なく感じました。
gaosanchi 一家はそのクリニックは利用せず、郊外にある「长沙经开(長沙経開)医院」というところを利用しました。
夫と娘が上海旅行のお土産にインフルエンザを貰ってきたため、それぞれ受信しました。
そのときに娘に処方された薬たち↓↓↓

中国の医療保険制度が日本と異なっているのはもちろんのこと、病院や医師にランクがあるというのも聞いたことがあります。
ですが私たちは駐在員のための保険(長期用の海外旅行保険みたいなもの)に会社が加入してくれていたので、それを利用して、自己負担は発生しませんでした。
医療通訳サービスも利用しました。
【観光】国内旅行地として中国人にも大人気!
長沙は歴史上重要な都市のひとつです。何よりも、かの毛沢東の出生地!

ところでサムネイル画像は若かりし頃の毛沢東の石像だったのですが、皆さん気づきましたか…?
長沙は「美食の街」として、中国の若者が国内旅行地に選ぶほど人気があるようです。
先述した激辛の湖南料理、臭豆腐(台湾のとは見た目が違う)、そしてザリガニも外せません。

お土産にピッタリな工芸品もあります↓↓↓

このほか、大ヒット映画「アバター」の世界観のモデルになった張家界なども人気観光地です。一度でいいから検索してみて!
人があったかい
長沙のアパートに暮らしてみて、ありがたいことに、ご近所さんは親切な方が多かったです。
子供を大事にする文化のようで、子供と散歩しているときはおばあちゃんからよく声を掛けられました。
もちろん、目立つ行動は避けます。悲しい事件が続く中の滞在で、歴史上アレな日は外出を避け(領事館もこんな感じで呼びかける)、でも何事もなく過ごせたのは周囲の中国人の理解あってだったと思います。
長沙のよいところ
とても発展していて、今後もまだ伸びしろがある。
中国のSNSを見ていると長沙がよく出てきて、コメントやリアクションも多いんですよね。
中国語でワンホン(網紅)=バズってる街だと思います。
街の人たちも新しい物好きで、それはgaosanchi にとってもショッピングモールが次々オープンするなど、生活が目に見えて便利になっていってるなと思いました!
長沙で困ったところ
日本人が生活するには、病院と教育の面がいま一つだと感じました。
まとめ
長沙は流行の先端とローカルのあたたかさの両方を感じられる、そんな都市だと思います。
短い期間でしたが、色んな人に助けてもらいながら無事に滞在を終えることができました。
北上広深のような大都市ではないところも行ってみたいし、でも田舎すぎる場所もなぁ・・・という方はぜひ長沙観光もオススメします(*^^*)


