親戚からクリスマスプレゼントにディアゴスティーニの「ディズニーマジカルオーディオえほん」をいただきました。
ディズニープリンセスが好きな娘はとても喜んでいるし、頂いたものにあまり文句を言うべきではありませんが…絵本のクオリティに色々思うことがあったので記録です。
「ディズニーマジカルオーディオえほん」とは

ディアゴスティーニ・ジャパンから隔週刊で発刊されている子供向け絵本。文章量的に対象年齢は6歳くらいです。
ただの絵本ではなく、読み上げ機能搭載の専用スピーカーがついているのが売り。マジカルスピーカーの上にフィギュアを乗せると、プロの声優による朗読が再生されます。
2025年4月時点で118号まで発刊。今後の発送予定を見ると、まだまだ130号以上まで発刊され続けるようです。定期購読サービスがありますが、いつでも解約自由だそうです。
フィギュアも可愛いから、並べてごっこ遊びするのも楽しい。ただし幼児の手にかかれば、足の細いキャラクターは即壊れます(笑)

「ディズニーマジカルオーディオえほん」のなんだか変なフレーズ集
上記のように、子供がめちゃくちゃ喜びそうな絵本。2歳半の娘には文章をかいつまんで、4歳の姪にはなるべく全文読んでいるのですが、なんか文章が変…。
日本語としては間違ってないのだけど、子供の絵本に使うものなのか…といちいち引っかかって仕方なくて。大人が読んで違和感のある文章って、きっと子供も意味わからないと思います。
その一部をご紹介します。
「おしろから それほど はなれていない ある村に」
ややこし!それで1行使い切っていました。「ある村に」でいいのでは?
「○○が なにがおきたのかを知り」
なぜ間接疑問文?「そのことを知って」でいいのでは?
「すべてがおわったようにみえたちょうどそのとき」
なぜ「詰んだ」みたいな表現をするのでしょう。複数の作品で使われていました。
「○○の愛が 勝ったのです!」
KANなの?(笑)この言い回し、プリンセスの物語にはほとんど入っていました。
○○の愛は どこまでも続く青い海のように 深いものでした
「ふたりは幸せに暮らしました」という締めくくり方を頑なに使いたくなかったのかな…。
ディズニーじゃなくてもいい!おすすめ童話絵本3つ
余談ですが、日本&世界の昔話絵本は様々な出版社から素晴らしい作品がいくつも出ています。プリンセスのお話というと、ついディズニーを手に取ってしまうかもしれませんが、いくつか比較してみることをオススメします。
永岡書店「ディズニープレミアムコレクション」
オーディオ絵本は全巻頂いてなくて、娘の好きなシンデレラは入っていませんでした。そこで書店で購入したのが本シリーズの「シンデレラ」。これがよかった!文章が簡潔で、3歳くらいから楽しめると思います。
小さいからお出掛けに持っていけるし、紙質もしっかりしていて、しかも450円プラス税と低価格!
「ラーヤと竜の国」「ウィッシュ」「インサイド・ヘッド」「ミラベルと魔法だらけの家」など最近のディズニーオリジナル作品も絵本として出版されています。
永岡書店「世界名作アニメ絵本」
書店の一角の回転棚によく入っているやつです。昔からあるアレです。これも低価格!
金の星社「いもとようこ 世界の名作えほん」
安心と信頼の いもとようこ先生・・・!やはり文章が洗練されていますし、何よりイラストにほっこりします。日本昔話も世界の童話も揃っていますよ。
ボードブックの赤ちゃん版も、より簡単な文章になっていてオススメ。
まとめ 子供に与える絵本も「試し読み」が大事
「ディズニー×定期購読」という子供にも親にも嬉しいサービスの「ディズニーマジカルオーディオえほん」ですが、ディズニーのお話だから間違いない、ということは決してないのだなと思ったのでした。
ロングセラー絵本がロングセラーたる理由もここにあるのかなと。美しい日本語で、文章が洗練されているから皆それを選ぶのだと思います。
気になった絵本は必ず一度手に取って、自然な文章かどうかを確かめてから子に与えたいものです。
絵本のプロに中古絵本をセレクトしてもらうサービスもおすすめです。

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